私の息子は生後8か月の後半から離乳食をスタートしました。これは母子手帳に書いてある離乳食のスタートよりも2~3か月遅い始まりになります。オーガニック派のママはあまり母子手帳を信じないと思うので(笑)、それぞれマクロビだったりいろいろな流派の見解に従って離乳食を開始していると思いますが、おおむね自然派育児をしたい人の場合は離乳食のスタートは遅い傾向があると思います。
実は、子供を産む前にある東洋医学の先生にお話を聞いたところ、なんと離乳食開始は2歳からにしなさい!と言われました。さすがに2歳からというのは日本の常識的に考えて遅すぎるので、我が家では子どもの歯が生えてきた位からというのを目安にして離乳食をスタートしました。
そもそも、離乳食スタートや卒乳の時期って、国によって違いますし、WHOが定めている基準は日本の基準とも違っています。以下、私なりに考えるオーガニック派ママにおすすめの離乳食のスタート時期について、外国のスタンダードなども引き合いにだしつつ語ってみたいと思います。
WHOの場合、離乳食ではなく補完食=卒乳は前提としていない!
まず、世界的な基準であるWHOを見ると、離乳食のスタートは生後6か月からとなっています。これだと、日本の母子手帳に書いてある5~6か月という基準ともほぼ重なってきますね。
ただし。WHOの場合は、離乳食とは書いておらず、補完食と書いています。つまり、母乳もしくは粉ミルクの代わりになるものではなく、それと併用して補う目的で与えるものという位置づけなのです。
ここが、日本の指導とWHOの指導の大きく違う点ですね。
ちなみに、WHOが定めているガイドライン「乳幼児の栄養法」を許可を取って翻訳しているサイトがありますので、ご紹介します。
>>>ちょっと理系な育児
一応世界的な権威であるWHOのガイドラインですので、何を基準にしたらいいのか分からないときは上記ブログのガイドラインを参考にしてみるといいのではないでしょうか。
もちろん、WHOだからといってそれにすべて従う必要もなく、さまざまな代替療法や育児法がありますけれど、一つ大きなポイントとしては、母乳にせよ粉ミルクにせよ、1歳くらいを目安に卒乳させることを目標として離乳食を与えるという日本のやり方は決して国際的なスタンダードではないということを覚えておいた方がいいということです。諸外国では3歳とか4歳までお乳をあげているところも多いそうです。
良い悪いではないのですが、日本の常識は決して世界の常識ではないということだけは覚えておいた方がいいのではないかなと思います。
離乳食が早すぎるとアレルギーの原因になる?
また、離乳食を早く開始しすぎるとアレルギーの原因になるという説もあるようです。これについては、以前息子の乳児湿疹がひどかったときに最初小児科へ行ってアレルギー検査をし、その後皮膚科に行ったときに聞いたのですが、赤ちゃんは多かれ少なかれ食材に対するアレルギーは持っているものだとのこと。となると、離乳食が早すぎるとアレルギーになるから・・・という話も、ちょっと違ってきますよね。
ただし、赤ちゃんによっては腸などの臓器の完成が未発達のケースもあるらしく、5か月とかあまりに早く始めすぎると、まだ腸が出来上がっていないのに食べることになるので少し慎重になったほうがいいかなと思ったりします。
離乳食開始は○か月から、というような杓子定規なやり方よりは、子どもの体格や体調、様子を見て決める方がいいのでは?
私個人は、さすがに2歳まで母乳だけっていうのは無理と思ったものの、早すぎる離乳食は腸ができあがっていない赤ちゃんにはよろしくないのかなと思いまして、8か月というかなり遅いスタートを切りましたが、その時点でうちの子は10キロ近くの体重があり、よだれもたくさん出ていて、歯も上下の前歯2本が生えてきていました。
低体重児だったり、未熟児だったりする子はまた全然条件が違ってくると思います。早産だった子も違うので、この辺りは子供の月齢よりも体格や体調などを見て決める方がいいのではないかと感じています。
ちなみに、自然派育児の助産師さんたちの場合、動物は立って食べ物を取りに行くということから、つかまり立ちを始めるくらいから離乳食をあげればいいともアドバイスしているようですが、基準はやっぱり子ども本人が欲しそうにするかどうか?これでいいんじゃないかと思います。
うちの子はずりばいをしている8か月から離乳食スタートでしたが、なんでもよく食べてくれてアレルギー反応も今のところありません。もちろん、粉ミルクも併用していますが、どちらも同じように食べてくれるので助かっています。
Leave a reply